- 満足いく査定額にならない理由は新車という扱いではなくなるから
- 価値の高い車であるため安売りしないように業者間で競争させることが重要
- オススメは最上位中古車として買取業者に売ること
新車を買ったのは良いものの、何か気に入らないということは出来る限り無いようにしたいものです。
しかしながら、しばらく乗ってから車の欠点などに気づくこともあり、「新車から間もないので高く売れるのでは?」というを考える場合がありますね。
こちらでは、新車を買ってすぐ売る場合にはどのような方法があるのか、またできる限り高く売るならばどのように売るべきかを説明します。
新車を買ってすぐ売るとき高く売る方法
新車を買ってすぐに売る場合には、次の3つの売却方法・場所が考えられます。
それぞれの新車を買ってすぐに売る方法の思惑を含めて比較してみました。
思惑 | |
ディーラー | 買った場所に売るということで優遇されるのでは? |
買取店 | 市場価格で評価してくれるので新車後の価値をしっかり評価する? |
個人売買 | 中間マージンがないので高く買ってくれる? |
どの方法の思惑もそれなりに的を得ていますが、実際は残念なことにどれも大きく外れてはいませんが、あなたが希望するほどの金額にはならないでしょう。
というのも、新車は新車でなくなった時に大きく値段が下がってしまうからです。
買ったばかりの車を売る場合
新車はナンバー登録しただけで価値が1割~2割下がるといわれています。
車に何か欠陥があるわけではなく、ただ新車として扱うことが出来なくなるだけでこれです。
つまり少し乗ってしまった車ならなおさらで、例えば半年で売るとしたら車体価格や人気にもよりますが、車体価格が300万円から500万円であれば、50万円~100万円安くなるのは当然と考えてください。
高い車ほど当然に新車プレミアムも大きくなりますし、車全般にいえることは最初ほど車価値下落速度が大きいので、特殊な車を除けば車価値を維持することができないということになります。
このことが新車を買ってする売るということで経済的に不利な理由です。
新車プレミアムとは
新車プレミアムとは、新車という肩書に対する価値であり、具体的には新車から登録を受けた場合(登録=ナンバーを付ける)に、どのぐらい価値が落ちるかということです。
実はナンバーを付けると「新車」として扱えなくなるため、1割強から2割ほど車価値が落ちるのです。
新車価格と登録によって落ちる車価値の差額を、「新車プレミアム」と呼んでいます。
車としては同じなのに、新車として扱えないだけでこの差はもったいないと思いますよね。
新車から3か月~1年で売る場合
新車から3か月から1年で売る場合には、新車を買ってすぐ売るときほどガッカリする査定額にはなりません。
もちろん期待するような売値にならないのは共通ですが、新車で買ってすぐ売った場合に8割以下の査定額では、まだ何も使ってない車なのに…と驚きを通り越して何かの悟りが得られるかもしれません。
しかしながら、3か月から1年の場合にはさすがに値下がりをしていることを覚悟していますので、7割前後の査定額でも普通に受け入れられるでしょう。
むしろ、新車を買ってからすぐ売るよりも3か月から1年で売ったほうが、車の利用という側面を考えると経済的な利益は大きいのではないでしょうか。
なお、当然ですが新車を買ってから3か月から1年経つよりもすぐ売るほうが高い査定額は期待できます。
ディーラー下取は査定額が安くなりがち
車買取専門業者による査定を買取査定といいますが、ディーラーなどがもっぱら新しく買う車の値引きとして行う査定を下取査定といいます。
新車を買ってすぐ売るような場合には、できる限り買取査定を受けるほうが望ましいといえます。
なぜかといえば、下取査定に関しては固定的な査定額が付くことが多く、市場価格と連動しにくい特徴があります。
そのため、出て間もない車という価値を最大に活かすならば、市場価格と連動しやすい買取査定を受けることが良いのです。
もちろん、全ての下取査定が悪いというわけではないですが、下取も買取も、保有する車について評価している点は変わらず、新しい車購入費用に買取代金を充てるならば、下取による値引きと変わりません。
ならば、評価額が大きいほうや、比較し易い査定方法を行うほうが都合がよいので、新車を買ってすぐ売るような場面では特に、下取査定は選ぶべきではないということになります。
買取業者に売る場合は最上位中古車として評価
買取業者に新車を買ってすぐに売る場合には、最上位の中古車として評価されることになります。
走行距離がほとんどなければ、新古車として扱われる可能性も出てきます。
すでにここまで見てわかると思いますが、新車で買ってほとんど使っていないのだから新車同様の扱いを受けられるということはありません。
その点を理解したうえで次に車を出来る限り高く売るとすれば、中古車として最も高い評価を受けられるのはどうすればよいのか?という点を考えなければいけません。
このことから、買取業者に最上位品質の中古車として、新車を買ってすぐに売る車を評価させることが望ましいといえるでしょう。
個人売買の注意点
ここまではディーラーと買取業者に新車後の車を売る方法を見てきましたが、ここには業者がかかわってきますので、その利益分で損をしていると言えます。
それならば、個人売買ではどうかというと、金額的に有利な価格で売れることもあります。
というのも、新車プレミアムは高い金額を含んだ新車価格でしたのでその回復を図るというのは難しいわけですが、中間マージンをカットできることで、車の品質を最も高く評価させることが出来る可能性があります。
ただし、品質が良い車として購入した場合には、その保証基準も当然高くなります。
意外に知られていないことですが、車ではパーツ取りなどのジャンク品を除けば、完全な免責事項を設けることが難しいです。
このことを簡単に言うと、いわゆる「ノンクレームノンリターン」特約は、車の不具合について全部に適用できないということになります。
つきましては、何か大きな不備があった場合にはこれを補償するリスクを売り主は負うことになります。
このようなことは車を高く売れたとしても、中期的に損害賠償リスクを抱えることになりますので、これについて保険を組むなどした場合には結局費用がかさむということになりかねません。
また基本的に一般の人がこのようなリスク低減について保険を組むことに関心が薄いことから、個人売買において高品質が求められるような車を売買することは望ましい方法ではないということになります。
少しでも新車を高く売る方法
ただし、それでもどうしても気に入らない車を買い替えたいということもあるはずです。
そんなときは出来る限り高く売るようにしたいものですね。
売りたいと考えてしまったら売りたいわけで、気に入らない車を乗り続けるというのもあまり望ましいものではありません。
確かに経済的にはもったいないわけですが、人生というのは常に最適な結果が得られるとは限りませんし、車でいえばこのような選択ミスもあるわけで、違う可能性を追求したいならば早いほうがよいのはいうまでもありませんね。
とはいえ、こちらでは経済的な面でのお話ですから、まだこの点について話は続きます。
ローンやクレジットで購入した場合
マイカーローンなどの融資を利用した場合には、車を売ってその代金をローン返済に充てるわけですが、ほとんどの場合にローン残高は残ってしまうでしょう。
ローンが残ってしまうことは大変残念ではありますが、これは車を見る目が無かったと諦めて勉強代として、または短い期間の車利用料として考えるべきです。
なぜこのようなことを言うかといえば、ローン残高を何とかしなければ売りたくないと考えてしまうからです。
新車プレミアム価格があるので、ローンを一発で返済できるような額で車を売ることは難しく、頭金が多いならばまだしも、そうでないならば多くの場合に残債が残ってしまうでしょう。
ですが、車価値低下というのは新しければ新しいほど早いわけで、そうなるとどうせ車を売るならば早めに処分をして損失は小さいほうが良いに決まっています。
車の価値があがることは、超高級車や限定車以外はまずありえませんから、できる限り損失を小さくできるように動くべきです。
そのため、残債が残るのはとても残念なことですが損を大きくする前に諦めることも肝心です。
新車を高く売るための準備
実は車の買取を行っている業者というのは、車を出来る限り安く買いたいと考えています。
あなたの車、高く買います!なんていっているのに酷いですよね。
でも、仕方が無いことなのです。
車買取店にとってもこれはビジネスであり、車買取店が行っているビジネスは車の転売ビジネスです。
あなたから買い取った車を業者オークションにすぐ横流しして換金し、次の買取を行うといったことをしています。
そのため、あなたから車を安く買うことが出来れば、利益を増やすことが出来ます。
車売却をすぐ行うときの注意点
価値の高い車を売る場合においては、必ず比較したうえで車を売る必要があります。
というのも、業者としても車を安く買って利益を稼ぎたいところですので、価値の高い車ほど安く買う動機も大きいということです。
このような状況でうまく立ち回るには、業者間の査定額を比較して妥当な査定額かどうかを評価したうえで売却先を決める必要があります。
また、業者としても他業者と競争関係にあります。
競争相手がいるのに、安い価格をつけているようじゃいつまでたってもビジネスが成り立ちません。
そのような理由から、査定額を比較したうえで車を売却するということは、特に車価値が高くなりやすい新車から間もない車を売るときの必須事項なのです。
業者に積極的に査定額をつけさせる方法
業者間の比較をすればある程度は良いですが、業者に心理的に積極的になってもらう方法があります。
冒頭に実はヒントがあったのですが覚えていますか?
あなたから車を安く買う以外にも業者が利益を上げる方法はあります。
それは、できる限り早く車を売ってあげること。
そしてこれをアピールしなければいけませんから、ある程度業者も信じてもらうための客観的な証拠を用意すべきなのです。
すぐに売ってくれる客と思ってもらうには口で説明するのは当然としても、他に何が必要だと思いますか?
それは書類です。
車を売るときに必要な書類
車を売るときに必要な書類については、次の5点でその多くは車の助手席前のポケットに入っているでしょう。
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- 自動車税納税証明書(領収書)
- リサイクル券
- 実印と印鑑証明書
住所変更などをしているならば住民票などが必要となります。
そしてこのほかに「譲渡証明書」と「委任状」が必要になりますが、これは車買取業者が用意してくれるので問題ありません。
欠品が無ければ車検証関連はまとめて入っているはずです。
なので多少手間がかかるのが、印鑑証明書ではないでしょうか。
面倒な書類は出来る限り早めに取りに行く
とはいっても役所にいって依頼すれば数百円ですぐに発行してくれますが、平日の昼間しかやっていないので、この時間が取れない方は家族に協力してもらうか、職場を半休などを使って取得するようにしましょう。
ただ自動車税の領収書に関しては意外にどこかにいってしまったということもありますので、そのときには再発行するようにしましょう。
車検証と実印をもって陸運支局にいけば発行してもらえます。
なお、自動車税の納税証明書が無いと車を売ることはできませんから、結局再発行する必要がありますので、必ず用意しておきましょう。
以上を用意して、さらに車を実際に査定するときの予約時と査定する前に価格次第では今日明日にもっていってもらってかまわない、書類は用意したといってアピールしてください。
新車を買ってすぐ売るとき:まとめ
すぐに転売できるのなら多少利益を小さくしても買い取ってくれる、業者にとってもあなたにとっても嬉しいことではありませんか?
なお、すぐ売って困るならば代車の手配などを無料でしてくれる場合がありますので、そのときにはすぐ売れることをアピールしたついでに聞いてみてください。
業者によりますが、意外に代車用の車を余らせているケースも少なくなく、無料で手配してくれる業者もいるはずです。
車を安く買いたい業者と高く売りたいあなたが対立するのは仕方ありませんが、協力できるところはしっかりと協力すれば思いのほか、人間というのは情が厚いものです。
ビジネスライクに考えたとしてもあなたは善良な取引相手と認められるならば、あなたの願いも叶いますのでどうか買ったばかりの新車を半年で乗り換えるようなケースでは、少しでも高く売れるように頑張って欲しいと思います。
お役立ていただけたら幸いです。
トヨタの高級ミニバンとして人気を誇るアルファードとヴェルファイア。その優れた居住性や走行性能、高級感のある外観から、多くのユーザーに支持されてきました。しかし、近年ではこれらの車種のリセールバリューについて様々な議論が交わされています。特にアルファードについては、「リセールバリューが崩壊している」という声も聞かれます。本記事では、アルファードとヴェルファイアのリセールバリューの現状と今後の展望について、詳しく解説していきます。
アルファードはリセールバリューが崩壊している?
https://www.youtube.com/watch?v=c4J7R6R0h3k
アルファードはリセールバリューが崩壊しているのかについて、ネットで確認できるものをまとめています。
こちらでは、主にヤフー知恵袋の記事をもとにページ作成しています。
元記事を見たい方は以下にリンク一覧を出すのでそれぞれ確認してください。
- ヴェルファイアとアルファードのリセールに関して
- アルファード リセールバリューについて
- ヴェルファイアにしようかアルファードにしようか迷っています。
- アルファードのリセールバリュは良いですか?
- レクサスLMの6人乗り仕様はリセール良いですか?
アルファードとヴェルファイアのリセールバリューの現状
アルファードとヴェルファイアは、長年にわたり高いリセールバリューを維持してきた車種として知られています。しかし、最近では特にアルファードについて、リセールバリューの低下を指摘する声が増えています。
アルファードの現状
アルファードは依然として人気車種ですが、市場への供給量が増加したことで、以前ほどの高値がつきにくくなっているという指摘があります。一部のユーザーからは、「街中でよく見かけるようになった」「珍しさが薄れた」といった声も聞かれます。
ヴェルファイアの現状
ヴェルファイアについては、アルファードほど大きな変化は見られないものの、やはりリセールバリューの若干の低下傾向が指摘されています。ただし、その程度はアルファードほど顕著ではないとされています。
リセールバリューに影響を与える要因
アルファードとヴェルファイアのリセールバリューに影響を与える要因は複数存在します。主な要因として以下が挙げられます。
市場への供給量
新車販売台数が増加すると、必然的に中古車市場への供給量も増加します。アルファードの場合、人気が高まったことで新車販売台数が増加し、結果として中古車市場での競争が激化しています。
新型モデルの登場
新型モデルが発売されると、旧型モデルの価値が相対的に低下する傾向があります。アルファードとヴェルファイアは定期的にモデルチェンジが行われており、これがリセールバリューに影響を与えています。
経済状況
景気の変動や金融政策の変更など、マクロ経済の状況もリセールバリューに影響を与えます。特に高級車は経済状況の影響を受けやすい傾向があります。
車両の状態
個々の車両の使用状況や整備状態も、リセールバリューに大きく影響します。適切なメンテナンスを行い、良好な状態を保っている車両は、比較的高いリセールバリューを維持しやすいでしょう。
各モデルのリセールバリューの比較
アルファードとヴェルファイアのリセールバリューを比較すると、以下のような傾向が見られます。
アルファード
アルファードは依然として高いリセールバリューを維持していますが、以前と比べるとやや低下傾向にあります。特に、新車で購入してから3年程度経過した車両では、購入時の価格の60〜70%程度で取引される例が多いようです。
ヴェルファイア
ヴェルファイアは、アルファードと比較するとやや高いリセールバリューを維持しています。新車購入から3年程度経過した車両では、購入時の価格の65〜75%程度で取引される例が多いとされています。
グレードによる違い
両モデルとも、高グレードの車両ほど高いリセールバリューを維持する傾向があります。特に、人気のある特別仕様車や上位グレードは、比較的高値で取引されることが多いようです。
今後のリセールバリュー予測
アルファードとヴェルファイアの今後のリセールバリューについては、以下のような予測が立てられています。
短期的な見通し
当面は現在の傾向が続くと予想されています。つまり、アルファードについては緩やかな低下傾向、ヴェルファイアについては比較的安定した推移が続くと考えられます。
中長期的な見通し
中長期的には、新型モデルの投入やハイブリッド車の普及など、様々な要因によってリセールバリューが変動する可能性があります。特に環境規制の強化に伴い、低燃費車や電動化車両の価値が相対的に高まる可能性も指摘されています。
市場動向の影響
中古車市場全体の動向も、アルファードとヴェルファイアのリセールバリューに影響を与えるでしょう。特に、同クラスの競合車種の動向や、消費者のニーズの変化には注目が必要です。
購入時の考慮事項
アルファードやヴェルファイアを購入する際、リセールバリューを考慮に入れるならば以下の点に注意するとよいでしょう。
グレード選び
前述の通り、高グレードの車両ほど高いリセールバリューを維持する傾向があります。ただし、必要以上に高いグレードを選ぶと、購入時のコストが増大するデメリットもあります。自身の使用目的や予算に合わせて、適切なグレードを選択することが重要です。
オプション装備
一部のオプション装備は、リセールバリューの維持に貢献します。特に、安全装備や快適装備など、多くのユーザーが求める装備を選択することで、将来的な売却時に有利になる可能性があります。
カラーの選択
ボディカラーもリセールバリューに影響を与える要因の一つです。一般的に、白やシルバー、黒など、無難なカラーを選択すると、より幅広い買い手につながる可能性があります。
メンテナンス
適切なメンテナンスを行い、車両を良好な状態に保つことは、リセールバリューの維持に大きく貢献します。定期的な点検や修理を怠らず、内外装の手入れにも気を配ることが重要です。
購入のタイミング
新型モデルの発売直前は、現行モデルのリセールバリューが低下しやすい時期です。逆に、モデルチェンジから間もない時期に購入すれば、比較的長期間高いリセールバリューを維持できる可能性が高まります。
まとめ
アルファードとヴェルファイアのリセールバリューについて、現状と今後の展望を見てきました。確かに、特にアルファードについては以前と比べてリセールバリューの低下傾向が見られます。しかし、「崩壊している」と言えるほどの急激な低下ではなく、依然として他の車種と比較すれば高いリセールバリューを維持していると言えるでしょう。
ヴェルファイアについては、アルファードほどの大きな変化は見られず、比較的安定したリセールバリューを保っています。ただし、今後の市場動向や新型モデルの投入によっては、状況が変化する可能性もあります。
車両の購入を検討する際には、リセールバリューだけでなく、自身のニーズや使用目的、予算などを総合的に考慮することが重要です。また、購入後の適切なメンテナンスや使用方法によっても、リセールバリューの維持に大きな差が生じることを忘れてはいけません。
アルファードやヴェルファイアは、その優れた性能と快適性から、今後も多くのユーザーに支持され続けるでしょう。リセールバリューの動向に注目しつつ、自身のライフスタイルに合った選択をすることが、満足度の高い車選びにつながるはずです。