マツダCX-8は、2017年に発売された3列シートSUVで、広々とした室内空間と洗練されたデザインで人気を集めました。しかし、2023年に生産終了が発表され、中古車市場での価格動向に注目が集まっています。本記事では、CX-8の中古車価格に関する知恵袋の質問と回答をまとめ、購入を検討している方々へ有用な情報を提供します。

CX-8の中古が安い理由とは？知恵袋まとめ

CX-8の中古が安い理由について、ネットで確認できるものをまとめています。

こちらでは、主にヤフー知恵袋の記事をもとにページ作成しています。

元記事を見たい方は以下にリンク一覧を出すのでそれぞれ確認してください。

CX-8の中古車市場での価格動向

CX-8の中古車価格については、生産終了の影響を懸念する声が多く見られます。ある質問者は、「1世代となるため、価格の年数により下落後、逆にプレミアがつき価格が上昇に転じる可能性はありますか？」と尋ねています。

これに対し、多くの回答者は価格上昇の可能性は低いと指摘しています。ある回答者は「上がる可能性はかなり低いと思いますね。中古の数を需要が上回って初めてプレ値がつきます。CX-8に現在の新車以上の需要が、生産終了後の中古車にあるとは思えません」と述べています。

また、別の回答者は「CX-8がプレミア化する可能性は低いと思います。主な理由は2つ。①元々人気車種ではない。②ファミリーカー」と分析しています。これらの意見から、CX-8の中古車価格は生産終了後も大きく上昇する可能性は低いと考えられています。

価格下落の要因としては、以下のような点が挙げられています。

  • 元々の人気度：CX-8は一定の支持を得ていましたが、トヨタのハリアーなどと比べると爆発的な人気ではありませんでした。
  • ファミリーカーとしての位置づけ：実用性重視の車種であり、コレクター的な価値が高くないと考えられています。
  • 生産期間：2017年から2023年まで比較的長期間生産されており、中古車の供給量が多いです。
  • 新モデルの登場：CX-80など後継モデルの発売により、CX-8への需要が分散する可能性があります。

ただし、一部の回答者からは「自分はCX-8ですが、本当にCX-80出たら乗り換えます。また、先日ディーラーの担当者と話をしましたが、CX-8オーナーからCX-80についての問い合わせは多いそうです」という意見もあり、新モデルへの乗り換え需要が中古車市場に影響を与える可能性も示唆されています。

CX-8中古車購入時の注意点

CX-8の中古車を購入する際の注意点について、多くの回答者が現物確認の重要性を強調しています。ある質問者は「カーセンサーでお目当ての車両を見つけたのですが、年式、走行距離を比べてみると比較的安い気がします…また、販売店への距離が遠すぎるため、現物確認も行う予定はございません」と相談しています。

これに対し、回答者は「絶対考え直してください。何があっても現物は必ず確認するべき」「新車を買うわけではないのですから現物の確認は絶対に必須です」と強く助言しています。中古車には個体差があり、外観や内装の状態、走行感覚など、実際に見て触れてみないとわからない部分が多いためです。

また、ディーラー系中古車店での購入を推奨する声も多く見られました。「安い買い物では無いので、多少高くてもメーカー系の中古車店で購入された方が良いかも知れません」という意見や、「マツダの認定中古車を買いましょう。それ以外は無しで」という強い推奨もありました。

ディーラー系中古車店のメリットとしては、以下の点が挙げられています。

  • 品質保証：メーカー基準の厳しい点検を受けた車両が多い
  • アフターサービス：購入後のサポートが充実している
  • 信頼性：大手企業であるため、トラブル時の対応が期待できる

一方で、「煤洗浄済みかどうか聞いたほうがいい」という具体的なアドバイスもありました。特にディーゼルエンジン車の場合、DPF（ディーゼル微粒子捕集フィルター）の状態や煤の除去状況を確認することが重要です。

CX-8とハリアーの比較

CX-8の購入を検討する際、同じSUVカテゴリーのトヨタ・ハリアーと比較する質問も多く見られました。ある質問者は「4人家族で、マツダCX-8かハリアー80かで悩んでいます。チョイ乗り多いため、両車ともガソリンで検討しています」と相談しています。

室内空間については、「SUVタイプで検討しており、外観はハリアーが好みですが、4人家族（たまに4人で出かけます）なのと、自身の身長が高い（185センチ）ためどうしても室内高など狭さを感じます。その点、CX-8は室内の質感も良く、2列目もゆったりしており、使い勝手には勝るのかなと感じています」という意見がありました。

これに対し、回答者からは「はい、ハリアーは確かに狭いですね。CX-8の方が良心的でしょう」という同意の声が多く見られました。特に身長の高い方や家族での使用を重視する場合、CX-8の広々とした室内空間が魅力的だと言えるでしょう。

一方で、燃費や走行性能に関しては、ハリアーの方が優れているという意見が多かったです。「安全とリセールを考えるとハリアーがお勧めです。リセールは言わなくても分かりますよね？安全面、つまり衝突回避機能や高速道路でのハンドル支援は、トヨタが大きくリードする一方で、マツダは国内最下位レベルの技術水準です」という指摘もありました。

また、「TNGAシャシーはLSW（トヨタの特許溶接技術）によりシャシーの強度が格段に上がっており、しっかりした骨格ゆえにサスが良く動きます。乗り味としてはカッチリとしていつつもギャップなどはしっとりといなす。運転が楽しくなる重厚かつ上品な感覚」という、ハリアーの走行性能を高く評価する声もありました。

ただし、CX-8の支持者からは「自分が乗ってるからって言うのもあるけどCX-8がおすすめですね。中古のタマ数多いしいい感じに値落ちしてるからコスパが良い。買うとしたらケチらずに装備が充実してる上位グレードですね」という意見も出ています。

まとめ

CX-8の中古車選びにおいては、以下のポイントが重要だと言えるでしょう。

  • 価格動向：生産終了後もプレミア化の可能性は低く、むしろ緩やかな価格下落が予想されます。
  • 現物確認：写真や情報だけでなく、必ず実車を見て試乗することが重要です。
  • 購入先：可能な限りディーラー系中古車店での購入を検討しましょう。
  • 使用目的：家族での使用や室内の広さを重視する場合、CX-8は魅力的な選択肢となります。
  • 比較検討：同じSUVカテゴリーの他車種（ハリアーなど）とも比較し、自分のニーズに合った車を選びましょう。

最後に、CX-8の中古車購入を検討している方へのアドバイスとして、ある回答者の言葉を引用します。「4人家族なら旅行するときに、6-7人乗りの車両のほうが荷物が多く詰めて便利ですよね。その点でCX-8は重宝しますが、逆にメリットは本当にそれだけです」

CX-8の中古車は、広々とした室内空間と落ち着いたデザインが魅力ですが、燃費や最新の安全技術では他の車種に劣る面もあります。自分のライフスタイルや優先順位をよく考え、納得のいく選択をすることが大切です。また、中古車購入の際は必ず現物を確認し、信頼できる販売店で購入することで、安心して長く乗ることができるでしょう。