あなたがミニバンに求めるものは何ですか?

快適性でしょうか?それとも見た目でしょうか?

それぞれに求めるものは違いますが、やはりミニバンといえば主に人を含めた積載の便利さですよね?

このときに気になるのが2列目や3列目の利便性で、このページでは3列目の乗り心地や快適性についてのお話になります。

ミニバンといっても種類は多く、5ナンバーサイズのミニバンや3ナンバーサイズの大型のミニバン、また最近では、トヨタシエンタやホンダフリードのような小型のミニバンもありますね。

基本的には、車のサイズが大きくなるごとに、3列目の快適性は増すのですが、シートアレンジによっても変わってきます。

そこで、ここではミニバンの3列目について、車選びのときにどのような部分に気をつけるべきかを見ていきたいと思います。

目次
  1. ミニバン3列目の乗り心地を比較レビュー
    1. 座り心地のチェックしたいポイント
      1. 【日産セレナ】新型になり質感が向上!
      2. 【ホンダステップワゴン】シートは微妙…そもそも子供向けなのかも
      3. 【トヨタヴォクシー・ノア】跳ね上げ式の代表格
      4. 【三菱デリカD:5】実はなかなかのすわり心地
      5. 【トヨタアルファード・ヴェルファイア】国産車最高峰の3列目
      6. 【エルグランド】トヨタ車と同等か少し劣る
      7. 【オデッセイ】大型ミニバンの中では劣位だ
    2. 中古車屋に3列目の乗り心地を聞いてみる買い方
    3. ミニバン3列目シート乗り心地・快適性の順位
    4. 3列目シートの格納方式違い
    5. 車種別のシートアレンジ種類
      1. 床下収納シートアレンジの特徴
      2. 跳ね上げ収納シートアレンジの特徴
      3. 前倒し収納シートアレンジの特徴
      4. スライド式シートアレンジの特徴
    6. ミニバン3列目シートの利用状況
      1. 3列目シートを使う目的
      2. 人を乗せるなら快適性は必須
      3. 大人が3列目を利用するとき
      4. 子供が3列目を利用するとき
      5. 7人乗りと8人乗りの違いは2列目のシート
    7. 3列目シートに物を載せるときのチェックポイント
      1. シートアレンジは簡単に出来るタイプ?
      2. 普段人を乗せない場合の注意点
  2. アルファードはリセールバリューが崩壊している?
    1. アルファードとヴェルファイアのリセールバリューの現状
      1. アルファードの現状
      2. ヴェルファイアの現状
    2. リセールバリューに影響を与える要因
      1. 市場への供給量
      2. 新型モデルの登場
      3. 経済状況
      4. 車両の状態
    3. 各モデルのリセールバリューの比較
      1. アルファード
      2. ヴェルファイア
      3. グレードによる違い
    4. 今後のリセールバリュー予測
      1. 短期的な見通し
      2. 中長期的な見通し
      3. 市場動向の影響
    5. 購入時の考慮事項
      1. グレード選び
      2. オプション装備
      3. カラーの選択
      4. メンテナンス
      5. 購入のタイミング
  3. まとめ

ミニバン3列目の乗り心地を比較レビュー

ミニバン3列目の乗り心地を比較:サムネイル

車によって3列目のシートが快適かどうかは変わりますが、基本的にあまり快適ではないと思っておくと良いです。車が大きくなると少しは快適さも増すけれど、完全に解決されるわけではないです。

特に小型の車では、3列目のシートはほとんどの場合、窮屈になります。

3列目シートが快適かどうかを知りたいなら、中型車以上のレビューを見ることをおすすめします。

座り心地のチェックしたいポイント

3列目シートの座り心地でチェックしたいポイントは次の5つです。

乗り心地のチェックポイント
  • 足を伸ばせて快適か
  • 座ったときに足と腿(もも)に不満は無いか
  • 3列目への移動は容易か
  • 天井の低さに不快感は無いか
  • シートの質は硬くも無くやわらかくもないか

あなたもミニバンの試乗を行うときに、3列目シートの快適性を見るべきポイントとして参考にしてください。

車所有者視点でいうとしたら、3列目への移動が容易かどうかはとても大切です。

【日産セレナ】新型になり質感が向上!

2016年8月24日に発売された新型セレナは、質感が向上した点が特徴です。特に便利なのは、3列目のシートが左右に分割してスライドすることで、荷物の積み下ろしが非常にしやすくなっています。

内装に関しては、派手すぎず、でも質素すぎないという、旧型から引き継がれたバランスの良さが保たれています。このため、旧型セレナのファンも新しいデザインに抵抗なく受け入れられるのではないでしょうか。

3列目のシートは跳ね上げ式で、従来のモデルと同じように手間を感じさせずに使えます。さらに、ラゲッジスペースのアンダーボックスは以前と変わらず広く、ゴルフバッグのような大きめの荷物も、シートをアレンジしなくてもすっぽりと収まるかもしれません。

【ホンダステップワゴン】シートは微妙…そもそも子供向けなのかも

ステップワゴンわくわくゲート
ステップワゴンわくわくゲート

現在のステップワゴンには「わくわくゲート」と呼ばれる特別な後部ドアがあります。これは横にも上にも開く2通りの方法で開けることができる、珍しいタイプのドアです。

このわくわくゲートは、特にデパートの駐車場のように後ろのスペースが限られている場所で、上に開くドアが使えない時に便利です。

わくわくゲートの良い点は、子供たちがサイドドアから出る際の安全性を考えて、後ろからも簡単に車外に出られるようにしてあることです。これがこのドアの大きなメリットの一つとされています。

しかし、このゲートのデザインのために、後部座席の品質にはいくつかの問題があります。座席が跳ね上げ式であることが原因で、座り心地が良くないという点が挙げられます。子供たちにはちょうど良いかもしれませんが、大人が長時間座るには少し厳しいかもしれません。このような特性を考えると、長時間の乗車はちょっとした挑戦になりそうです。

わくわくゲートの利便性

新型ステップワゴンは、「わくわくゲート」という後部リアドアの使い方が特徴的な車です。この車は、8人乗りのミニバンを選ぶと、2列目がベンチシートになるため、3列目のシートを使う際にはいちいちシートの配置を変える必要があって、それが結構面倒なんです。

そんな面倒を解決するのが、この「わくわくゲート」で、ホンダステップワゴンの後部ドアは、上に開くだけでなく、横にも開けることができるんです。これで、後ろから人が乗り降りするのがずっと楽になります。

でも、この「わくわくゲート」には賛否両論あります。

良い点としては、前にも話したように、8人乗りの場合の2列目のシートの配置を変える手間がなくなる新しい使い方ができることです。これは、特に家族が多い人にとっては大きなメリットになります。

一方で、実際に使ってみると使いづらいと感じる人もいるようです。これは、使い勝手が人によって分かれる部分なので、購入を考えている人は、実際に自分で試してみることをおすすめします。

わくわくゲートを使わない場合
わくわくゲートを使わない場合:やっぱり荷物を積むなら跳ね上げで開けるほうが楽

ミニバンの後ろのドアから降りる時、シートを動かすのが少し面倒だと感じることがありますね。その点、2列目のシートを動かす方が簡単だという人もいます。

小さいことかもしれませんが、リアドアに指紋がついて見た目が悪くなるのが気になる車の持ち主も多いようです。特に、ステップワゴンを思い浮かべると、黒色のボディが多いので、黒い色を選ぶと指紋が目立ちやすいんですよね。

ステップワゴンについて言えば、これがもう5世代目になりますが、モデルが新しくなるたびに内装の質が良くなっていくのは嬉しいですね。

個人的には、ホンダの内装がトヨタに比べて安っぽく感じることがありました。でも、最近のホンダの新しい車に関しては、そんなに悪い印象はないです。

ただ、座るところの背もたれが少し小さいので、試乗する時にはその点を気をつけてみてください。

【トヨタヴォクシー・ノア】跳ね上げ式の代表格

旧型のヴォクシーとノアでは、足元が少し窮屈だったんですね。でも、新型になってからは、そんなに窮屈ではなくなって、かなり改善されたみたいです。

試乗するときは、2列目のシートがどれだけスライドするか、そしてそのおかげで3列目が窮屈じゃないかをチェックするのが良さそうです。

ヴォクシー・ノアの3列目シートの座り心地や快適さについては、シートの高さや大きさからくるフィット感を確かめることが大事です。シートの位置が高いと、ひざへの負担や内臓に負担がかかる可能性もあるから、その点も注意したいですね。

シートの配置に関しては、フルフラットにできるシートの構造がすごくいいので、実際に動かしてどこまで平らになるかを見るといいですよ。

3列目シートは跳ね上げ式で、収納スペースもあるから、3列目を普段使わない人でも、跳ね上げておけば外見上の問題はほとんど気にならないです。

ミニバンを探しているなら、ホンダのステップワゴンや日産のセレナもあるけど、完成度で言うとトヨタのヴォクシー・ノアがちょっと抜けてる感じがします。

もし他に気になる車があっても、ヴォクシー・ノアと比べてみることで、他の車との違いがよくわかるかもしれません。試乗したり、値引きを引き出す時にも、比較の対象として使ってみるのはどうでしょうか?

【三菱デリカD:5】実はなかなかのすわり心地

デリカD:5は、中型ミニバンとして分類するなら、3列目シートの快適さではトップクラスです。もしランキングを作るとすれば、トヨタのエスティマが上に来るかもしれません。

デリカD:5は見た目が地味な点がありますが、それが気にならなければ、しっかりした作りと不満が少ないシートで、サイズを重視するなら選択肢に入れる価値があります。ただ、車高が高いので乗り降りは少し大変かもしれませんし、乗っている時の乗り心地は、期待しているほど良くない可能性もあります。

車選びをする際は、家族や他の同乗者と一緒に試乗して、みんなの意見を聞いてみるといいですね。

【トヨタアルファード・ヴェルファイア】国産車最高峰の3列目

アルファード3列目シート
トヨタアルファード3列目シート:このクラスは3列目も普通に乗れます

大きな3ナンバーサイズのミニバンに焦点を当ててみましょう。特に3列目の座席が快適な国産の車を探している場合、アルファードやヴェルファイアがいい選択肢になりそうです。これらは特に、よく人をたくさん乗せる機会がある人にとっては、非常に魅力的です。

最近では、新しいモデルが登場して、大型ミニバンのカテゴリーでかなりの注目を集めています。今後もトヨタのミニバンが人気の中心になることが予想されます。

他のメーカーの大型ミニバンも検討している場合でも、アルファードやヴェルファイアの試乗はしておくといいでしょう。それにより、比較検討の際に役立つはずです。

しかし、長時間運転することが多いなら、3列目が跳ね上げ式のアルファードやヴェルファイアは、疲れやすいかもしれませんので、その点ではおすすめできません。このように、自分の使用状況に合わせて、最適なミニバンを選ぶことが大切です。

【エルグランド】トヨタ車と同等か少し劣る

エルグランドは、広々とした室内スペースとまあまあのシートの質で、3列目のシートでもそこそこ快適に座れます。でも、どの車でもそうですが、3列目のシートに大人が座ると完全に快適とは言えません。

ミニバンの3列目シートは、普段から人が乗るようには作られていないと思っています。でも、3ナンバーの大きなミニバンなら、短い旅行ならなんとかなると考えられています。そんな中で、トヨタのアルファード・ヴェルファイアや日産のエルグランドが、まあまあ快適に使える車と言えるでしょう。

長い時間座ることになると、シートを前に倒して収納する配置になりますが、その場合でもアルファード・ヴェルファイアよりはエルグランドの方が快適だと言えます。

【オデッセイ】大型ミニバンの中では劣位だ

オデッセイは、規格上3ナンバーのミニバンで、アルファード・ヴェルファイアやエルグランドなどの車に比べると、少し車格が下がりますし、内装もそうです。特に、3列目のシートの快適さに関しては、大型ミニバンの中で最も良くないと言われています。

ただ、3ナンバーのミニバンであるため、中型ミニバンに比べれば乗り心地はまだいいです。大型ミニバンに比べてシートの快適さは少し劣るかもしれませんが、跳ね上げ式ではないため、長く乗っていても疲れにくいという利点があります。

でも、今回の話題では長時間運転する時の快適さを重視しているわけではないので、オデッセイは大型ミニバンの中ではあまりおすすめできないということになります。

中古車屋に3列目の乗り心地を聞いてみる買い方

一見無茶ぶりに見えますが中古車屋に「乗り心地の良い3列目ミニバン情報が欲しい」と聞いてみるのもありです。

もちろん、街にある中小の中古車に聞いても「何言っているんだ?」と取られるかもしれませんが、在庫の問題もあるのでこれは仕方ないことです。

その点で、今注目のネット中古車屋に聞いてみるのがおすすめです。

中古車屋に3列目の乗り心地を聞いてみる買い方
中古車屋に3列目の乗り心地を聞いてみる買い方例

ネットだからできる「最長10年保証」「大きな事故車(修復歴車)なし」と品質面からも評価出来ます。

もしあなたが良質なミニバンを探していて、3列目の乗り心地について買う相手に聞いてみたいなら使ってみてください。

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ミニバン3列目シート乗り心地・快適性の順位

ミニバンを選ぶ際には、3列目のシートの使い方に注目すると良いですよ。格納方法は、「床下格納」が一番便利で、「跳ね上げ格納」、「前倒し格納」、そして「格納なし」の順になります。具体的な格納方法については、後ほど詳しくお話しします。

座り心地に関して言うと、「アルファード・ヴェルファイア」が一番良く、「エルグランド」、「ホンダオデッセイ」、「エスティマ」、「デリカD:5」、「セレナ」、そして「旧オデッセイ」と「ヴォクシー・ノア」、「ステップワゴン」と続きます。大きい車ほど座り心地が良い傾向にありますが、5ナンバーのミニバンでは座り心地の差が顕著になります。

よく人を乗せることが多いと予算に余裕がある場合は、できるだけ大きなミニバンを選んだ方が良いですね。予算が限られている場合は、乗る人を実際に試乗に連れて行ってみたりして、慎重に選んだ方がいいでしょう。

新車でなくても、中古で一回り大きなミニバンを選ぶのも一つの手です。新車を買うつもりでも、中古車の選択肢も考慮してみるといいですよ。ミニバンに関しては、予算をかければかけるほど、乗り心地や外観が良くなるので、いろいろな選択肢を検討してみてください。

3列目シートの格納方式違い

3列目シートアレンジによる格納方式は全部で4つあります。

3列目シートアレンジ
  • 床下格納
  • 跳ね上げ格納
  • 前倒し格納
  • 格納なし

    3列目シートの収納方法によって使い勝手が変わりますね。使いやすさでいうと、「床下に収納するタイプ>シートを跳ね上げて収納するタイプ>シートを前に倒して収納するタイプ>収納できないタイプ」の順番になります。

    でも、使いやすさと座り心地は大体逆の関係にあって、たいてい収納機構がないタイプの方が座り心地はいいことが多いんです。つまり、シートを収納するための機構があると、どうしても座り心地が少し悪くなることがあるってことですね。

    これから車種ごとに3列目シートの配置方法を見ていきましょう。

    車種別のシートアレンジ種類

    3列目シート格納方法車種
    床下格納
    • アイシス
    • 新エスティマ
    • オデッセイ
    • ステップワゴン
    跳ね上げ格納
    • アルファード
    • ヴェルファイア
    • ヴォクシー
    • ノア
    • フリード
    • デリカD:3・D:5
    • NV200バネット
    • セレナ
    • ランディ
    前倒し格納
    • ラフィスタ
    • エクシーガ
    • ウィッシュ
    • プリウスα
    • マークXジオ
    • ストリーム
    • MPV
    • プレマシー
    • エルグランド
    格納なし
    • 旧エスティマ
    • エリシオンプレステージ
    • ビアンテ

    ※ハイブリッドモデルがある場合は一般モデル同様のシートアレンジとなります(例:フリードとフリードハイブリッドは同じシートアレンジ)

    この情報には、少し前の情報が含まれているため、最新の車については状況が異なる可能性があります。しかし、大きな変更がある場合を除き、シートの格納方法に関してはほとんど変わらないというのが一般的な状況です。

    それでは、シートの格納方式にはどのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

    床下収納シートアレンジの特徴

    床下収納シートアレンジは、使い勝手の良さで注目されています。使う時にサッと設置できて、しまう時もスムーズに収納できるから、とても便利です。収納しても邪魔にならず、車の重心が低くなるので、運転しやすくなるというメリットもあります。もし座り心地まで良ければ、もっとすごい機能になるんですけどね。

    ただ、この便利な床下格納方式を採用している車種はそんなに多くないです。でも、使っている人からは使いやすいと好評です。メーカーが意図した通り、使い勝手の良さをユーザーも実感しているようです。

    特にホンダの車でよく見られるこの方式は、床を低くして室内のスペースを広く使えるようにするというコンセプトにぴったり合っています。

    跳ね上げ収納シートアレンジの特徴

    車内のシートを跳ね上げて収納する方式は、よく使われるシート配置の方法です。この方式の特徴としては、シートを跳ね上げた時に横の見え方が悪くなることや、シートを設置したり収納したりするのに少し時間がかかることが挙げられます。しかし、この手間は車の新旧によって異なります。古い車の場合はシートの配置が大変なことが多く、新しい車ではより簡単に行える傾向にあります。これは、スプリングの改良やシート自体の軽量化などの進化が影響していると考えられます。

    最近ではミニバンを女性が運転することも増えてきましたが、特に古いミニバンでは、力の必要な3列目シートの配置変更が難しい場合があります。しかし、新しいミニバンではこのような問題も少なくなっています。

    また、シートの快適性については、車の価格や内部の広さに比例することが一般的です。例えば、トヨタのアルファードはヴォクシーに比べてより高価で広いため、より快適な座り心地を提供することは自明の理です。

    前倒し収納シートアレンジの特徴

    小型ミニバンによくある「前倒し収納シートアレンジ」とは、主に3列目のシートを収納して荷物スペースを確保するための工夫です。このシートアレンジにより、比較的簡単にシートを格納できますが、格納後のスペースには少し工夫が必要な場合があります。

    小型ミニバンのサイズからすると、この限られたスペースの中でのシートアレンジは仕方がない部分もありますね。荷物をたくさん積みたい時に便利なこのシステムは、多くの小型ミニバンで採用されています。シートを前に倒すだけで、荷物スペースを作ることができるわけですから、特に複雑な操作は必要ありませんし、座り心地に大きな影響を与えることもありません。

    ただし、シートをフルフラットにするためには、ヘッドレストを取り外す必要がある車種もあります。これは、完全にフラットなスペースを確保するために必要な作業で、荷物を積む際のスペースを最大限に活用するための一手間と考えることができます。

    このように、前倒し収納シートアレンジは小型ミニバンをもっと便利に使うための機能の一つです。荷物を多く積みたいときに、このアレンジを活用することで、車内スペースを有効に使うことができるでしょう。

    スライド式シートアレンジの特徴

    車のシートの収納方法について話していますが、このシートは格納することができません。

    代わりに、シートをスライドさせることで荷物スペースを作る方法を採用しています。今の車では、商用車を除いては、このタイプのシートは古い車でしか見られないものです。

    シートを格納する必要がないため、座り心地は悪くなく、多くの場合、快適だと言えます。

    シートの快適さは、格納機構がないために座り心地に直接関係しているとも言えます。このシートの正式な呼び方は「チップアップ式」という名前です。

    ミニバン3列目シートの利用状況

    ミニバンを選ぶ際には、どのようにその車を使うかによって、どんな車を選ぶべきかが変わってきます。

    たとえば、よく7人や8人を乗せることがある人にとっては、車の3列目の席が快適かどうかがすごく大事です。これは、みんなが快適に過ごせるかどうかに直結するからです。

    でも、普段は2列目までの席しか使わない人なら、3列目の快適さについてはそこまで気にする必要はないかもしれません。

    また、3列目の席を荷物を置くスペースとして使う場合もありますよね。そんな時は、シートを簡単に動かせるかどうか、つまりシートアレンジがスムーズにできるかどうかも、大切なポイントになってきます。

    3列目シートを使う目的

    ミニバン3列目シートの乗り心地や快適性を考えるときには、次の3つの要素が大切になってくるでしょう。

    3列目シートの使う目的チェックポイント
    • 3列目を利用する頻度はどの程度か
    • 定期的に物を載せるかどうか
    • シートアレンジは利用目的に合致するか

      実際に試乗会などにいけばそれなりの情報は得られますが、特に判断が難しいのが3列目が快適かどうかです。

      多くの場合には、運転手が車オーナーであるケースが多く、実際には3列目を利用する人でないため、人によって違う状況を把握することが難しいことがその原因であったりします。

      次に見ていくのが、人を乗せるときにどのような点に気をつけて3列目を選ぶべきか、また物はどうか、そしてシートアレンジについてみていきます。

      人を乗せるなら快適性は必須

      これからの日本では、高齢者が増えていく中で、車を使う機会も多くなるでしょう。特に、家族や友人と一緒に出かける時など、3列目のシートが使われることも多くなります。

      一般的に、ミニバンのサイズが大きくなるほど、3列目のシートは快適になります。これは、3列目がもともと狭くて窮屈な場所であること、そして車の設計上の制約によって3列目が特にその影響を受けやすいためです。

      ですから、3ナンバーのミニバンのように設計の制約が少ない車は、3列目も快適です。反対に、5ナンバーや小さめのミニバンでは、3列目はかなり窮屈になる傾向があります。

      日常的に多くの人を乗せることが多い人は、大きなミニバンを選ぶ方が良いでしょう。そして、多くの人を乗せる場合には、他にも注意したいポイントがあります。これには、乗り心地や安全性、燃費の良さなど、乗車する人全員が快適に過ごせるような車を選ぶことが大切です。

      大人が3列目を利用するとき

      まず、大人がミニバンの3列目を利用するときには、車の大きさが3列目の快適性に影響を及ぼすということはお話しました。

      それ以外にも、車の試乗などによってチェックしてほしいのは次の3点です。

      大人が3列目に乗るときのチェックポイント
      • 足元は窮屈ではないか?
      • クッションは狭くないか?
      • 背もたれの角度はきつくないか?

        ミニバンを選ぶ時、3列目の座席は設計の制約で狭くなりがちです。実際に座ってみないと足元の広さは分からないけど、2列目の座席をスライドさせたり、リクライニングさせたりすることで、足元の広さが変わるから、2列目を動かしてから3列目の座席の広さをチェックするのがいいですよ。

        また、シートのクッションが小さかったり硬かったりすると、腰に負担がかかることがあります。3列目に大人が座る場合と子供が座る場合では、その影響が違います。子供ならそれほど問題ないかもしれないけれど、大人が座るときはもっと快適さを考えないといけません。

        3列目の快適性にこだわる理由

        短い時間のドライブなら問題ないかもしれませんが、長時間運転すると、運転手だけでなく乗っている人にも大きな負担がかかります。特に、足が床にしっかりとついているかどうかをチェックすることで、どれくらい体に負担がかかっているかを知ることができます。

        そして、車の3列目のシートは、ほとんどリクライニングができないか、できたとしてもあまり効果がないことが多いです。これにより、3列目に座る人は体に負担がかかりやすくなります。

        もし、あなたが普段から直角に座ることに慣れている人なら大丈夫かもしれませんが、そうでない人にとっては、相当な負担となりえます。

        そのため、車を購入する際には、3列目のシートにも注目して、実際にその席に座ることが多くなるであろう家族や友人と一緒に試乗して、彼らの意見も聞いてみることが大切です。これは、後から「この車は快適じゃない」というような不満を避けるために役立ちます。

        子供が3列目を利用するとき

        子どもが3列目の席を使うことはよくあります。これは、前に話したように、大人には狭く感じる3列目でも、小柄な子どもたちにとってはちょうど良いスペースになることが多いからです。

        だから、もしミニバンをたくさんの人で使う時は、大人が2列目に座り、子どもたちを3列目に座らせることが一般的になります。

        けれども、この状況だからこそ、特に注意しなければならない点があります。

        ミニバン3列目シートの安全性

        ミニバンの3列目シートで子供を座らせる時、特に安全性に注意が必要です。

        よく話題になるのは、シートの配置変更(シートアレンジ)が簡単にできるため、子供が遊んでいる間に怪我をする可能性があることです。シートアレンジをしているときに、顔を打つ程度ならまだしも、レールに手を挟んでしまって大きな事故につながることも考えられます。

        そのため、試乗時には、シートの配置変更が子供にとっても簡単にできるかどうか、特にひもやレバーを引く操作が簡単にできるかどうかを確認することが大切です。

        3列目にチャイルドシートはNG

        3列目の席は見えにくい場所にあるため、特に小さな子どもがいる場合は注意が必要です。幼児がいるなら、安全のため2列目にチャイルドシートを設置するのが良いでしょう。その際、大人は3列目に座ることになりますが、大人が3列目から子どもを見守ることが、場合によっては都合が良いこともあります。大人には協力をお願いして、みんなで安全に気を付けましょう。

        もし子どもがもう少し大きくて、ジュニアシートを使う年齢であれば、3列目の安全性についてはそれほど心配しなくても大丈夫です。

        ただし、3列目の席は揺れやすかったり狭かったりすることがあり、車酔いしやすいことがあります。特に車酔いしやすい子どもを乗せる場合は、この点にも注意してあげると良いでしょう。車酔いを防ぐためにも、適切な対策をとってあげてください。

        7人乗りと8人乗りの違いは2列目のシート

        車を選ぶ時に、7人乗りにするか8人乗りにするかは、考えておきたい大切なポイントの一つです。7人乗りの車は、2列目のシートが別々になっているので、車内を移動するのが楽で、2列目の席の座り心地もとてもいいんです。

        でも、8人乗りの場合は、3列目の席に行くためにはシートの配置を変えないといけないことが多く、これを毎回やるのは結構大変です。

        よく、7人乗りの車の2列目の席を「キャプテンシート」と呼び、8人乗りのそれを「ベンチシート」と呼ぶことがあります。キャプテンシートの方が、座り心地がいいことは間違いないですね。

        また、荷物をたくさん積むことを考えている人は、シートが分割できるかどうかもチェックする必要があります。それによって、荷物の積み方に柔軟性が出ますから。

        3列目シートに物を載せるときのチェックポイント

        車を選ぶ時に気になるのは、どれくらいの荷物が積めるかですよね。よく話題になるのが、ゴルフバッグを積めるかどうか。実は、多くの車のトランクはゴルフバッグを入れることを前提に設計されているので、ゴルフバッグなら大抵の車で問題なく積めます。

        でも、自転車のように大きなスペースを必要とするものを積むのは難しい場合があります。もし自転車など、大きなものを運ぶことを考えているなら、実際にその物を載せてみないと、車が自分のニーズに合っているか確認できません。

        だから、ネットでの情報だけを信じず、試乗する機会があれば、実際にその荷物を積んでみることをおすすめします。もし実際の物を用意できない場合は、同じくらいの大きさのものを使って積載テストをしてみてください。これにより、日常生活でその車を使う際に、どれくらい便利かを確認できます。

        シートアレンジは簡単に出来るタイプ?

        車で物を運ぶとき、シートアレンジができるとはいえ、その作業が意外と手間になることもあります。特に、車が古くなると、シートの上に物を置くことが多くなりがちです。それ自体は構わないのですが、問題は3列目のシートを使うときに、その部分が汚れてしまっていると困ることです。さらに、車を売る際の査定価格にも影響する可能性があります。

        だから、物を載せることを考えたときは、実際に使う場面を想像して、事前にどれくらいの量やサイズの物が入るのか、実際に試してみることが大切です。

        普段人を乗せない場合の注意点

        荷物をよく載せる方にとって重要なのは、3列目の席を使っている時にどれだけ荷物を載せられるスペースがあるか、ですね。

        たとえば、人と荷物を一緒に運ばなくてはならない場面があったとします。そんな時、普段は3列目のスペースに荷物を積んでいたのに、人が座ることになると、荷物を置く場所がなくなってしまうことがあります。

        普段から荷物を積んでおくことが多い場合、3列目の席を使うときも荷物スペースをどう確保するか、一緒に考えた方がいいですね。

        トヨタの高級ミニバンとして人気を誇るアルファードとヴェルファイア。その優れた居住性や走行性能、高級感のある外観から、多くのユーザーに支持されてきました。しかし、近年ではこれらの車種のリセールバリューについて様々な議論が交わされています。特にアルファードについては、「リセールバリューが崩壊している」という声も聞かれます。本記事では、アルファードとヴェルファイアのリセールバリューの現状と今後の展望について、詳しく解説していきます。

        アルファードはリセールバリューが崩壊している?

        https://www.youtube.com/watch?v=c4J7R6R0h3k

        アルファードはリセールバリューが崩壊しているのかについて、ネットで確認できるものをまとめています。

        こちらでは、主にヤフー知恵袋の記事をもとにページ作成しています。

        元記事を見たい方は以下にリンク一覧を出すのでそれぞれ確認してください。

        アルファードとヴェルファイアのリセールバリューの現状

        アルファードとヴェルファイアは、長年にわたり高いリセールバリューを維持してきた車種として知られています。しかし、最近では特にアルファードについて、リセールバリューの低下を指摘する声が増えています。

        アルファードの現状

        アルファードは依然として人気車種ですが、市場への供給量が増加したことで、以前ほどの高値がつきにくくなっているという指摘があります。一部のユーザーからは、「街中でよく見かけるようになった」「珍しさが薄れた」といった声も聞かれます。

        ヴェルファイアの現状

        ヴェルファイアについては、アルファードほど大きな変化は見られないものの、やはりリセールバリューの若干の低下傾向が指摘されています。ただし、その程度はアルファードほど顕著ではないとされています。

        リセールバリューに影響を与える要因

        アルファードとヴェルファイアのリセールバリューに影響を与える要因は複数存在します。主な要因として以下が挙げられます。

        市場への供給量

        新車販売台数が増加すると、必然的に中古車市場への供給量も増加します。アルファードの場合、人気が高まったことで新車販売台数が増加し、結果として中古車市場での競争が激化しています。

        新型モデルの登場

        新型モデルが発売されると、旧型モデルの価値が相対的に低下する傾向があります。アルファードとヴェルファイアは定期的にモデルチェンジが行われており、これがリセールバリューに影響を与えています。

        経済状況

        景気の変動や金融政策の変更など、マクロ経済の状況もリセールバリューに影響を与えます。特に高級車は経済状況の影響を受けやすい傾向があります。

        車両の状態

        個々の車両の使用状況や整備状態も、リセールバリューに大きく影響します。適切なメンテナンスを行い、良好な状態を保っている車両は、比較的高いリセールバリューを維持しやすいでしょう。

        各モデルのリセールバリューの比較

        アルファードとヴェルファイアのリセールバリューを比較すると、以下のような傾向が見られます。

        アルファード

        アルファードは依然として高いリセールバリューを維持していますが、以前と比べるとやや低下傾向にあります。特に、新車で購入してから3年程度経過した車両では、購入時の価格の60〜70%程度で取引される例が多いようです。

        ヴェルファイア

        ヴェルファイアは、アルファードと比較するとやや高いリセールバリューを維持しています。新車購入から3年程度経過した車両では、購入時の価格の65〜75%程度で取引される例が多いとされています。

        グレードによる違い

        両モデルとも、高グレードの車両ほど高いリセールバリューを維持する傾向があります。特に、人気のある特別仕様車や上位グレードは、比較的高値で取引されることが多いようです。

        今後のリセールバリュー予測

        アルファードとヴェルファイアの今後のリセールバリューについては、以下のような予測が立てられています。

        短期的な見通し

        当面は現在の傾向が続くと予想されています。つまり、アルファードについては緩やかな低下傾向、ヴェルファイアについては比較的安定した推移が続くと考えられます。

        中長期的な見通し

        中長期的には、新型モデルの投入やハイブリッド車の普及など、様々な要因によってリセールバリューが変動する可能性があります。特に環境規制の強化に伴い、低燃費車や電動化車両の価値が相対的に高まる可能性も指摘されています。

        市場動向の影響

        中古車市場全体の動向も、アルファードとヴェルファイアのリセールバリューに影響を与えるでしょう。特に、同クラスの競合車種の動向や、消費者のニーズの変化には注目が必要です。

        購入時の考慮事項

        アルファードやヴェルファイアを購入する際、リセールバリューを考慮に入れるならば以下の点に注意するとよいでしょう。

        グレード選び

        前述の通り、高グレードの車両ほど高いリセールバリューを維持する傾向があります。ただし、必要以上に高いグレードを選ぶと、購入時のコストが増大するデメリットもあります。自身の使用目的や予算に合わせて、適切なグレードを選択することが重要です。

        オプション装備

        一部のオプション装備は、リセールバリューの維持に貢献します。特に、安全装備や快適装備など、多くのユーザーが求める装備を選択することで、将来的な売却時に有利になる可能性があります。

        カラーの選択

        ボディカラーもリセールバリューに影響を与える要因の一つです。一般的に、白やシルバー、黒など、無難なカラーを選択すると、より幅広い買い手につながる可能性があります。

        メンテナンス

        適切なメンテナンスを行い、車両を良好な状態に保つことは、リセールバリューの維持に大きく貢献します。定期的な点検や修理を怠らず、内外装の手入れにも気を配ることが重要です。

        購入のタイミング

        新型モデルの発売直前は、現行モデルのリセールバリューが低下しやすい時期です。逆に、モデルチェンジから間もない時期に購入すれば、比較的長期間高いリセールバリューを維持できる可能性が高まります。

        まとめ

        アルファードとヴェルファイアのリセールバリューについて、現状と今後の展望を見てきました。確かに、特にアルファードについては以前と比べてリセールバリューの低下傾向が見られます。しかし、「崩壊している」と言えるほどの急激な低下ではなく、依然として他の車種と比較すれば高いリセールバリューを維持していると言えるでしょう。

        ヴェルファイアについては、アルファードほどの大きな変化は見られず、比較的安定したリセールバリューを保っています。ただし、今後の市場動向や新型モデルの投入によっては、状況が変化する可能性もあります。

        車両の購入を検討する際には、リセールバリューだけでなく、自身のニーズや使用目的、予算などを総合的に考慮することが重要です。また、購入後の適切なメンテナンスや使用方法によっても、リセールバリューの維持に大きな差が生じることを忘れてはいけません。

        アルファードやヴェルファイアは、その優れた性能と快適性から、今後も多くのユーザーに支持され続けるでしょう。リセールバリューの動向に注目しつつ、自身のライフスタイルに合った選択をすることが、満足度の高い車選びにつながるはずです。